2024年02月01日

早く復興の目途が立つと良いのですが・・・

元旦の石川県能登地方を震央とするマグニチュード(Mj)7.6の地震発生から1ヶ月が過ぎてもなお不自由な避難所生活を強いられている被災者の方々が未だ15,000名近くもいらっしゃるみたいで心からお見舞いを申し上げます。

早く復興の目途が立つと良いのですが・・・。

 

週末は「立春」云うのに「南岸低気圧」の影響で、東京でも月曜日からかなりの「積雪」が予想されていて交通機関の混乱が心配です。

 

新年1月はスタートから大きな2つの災害のニュースに飲み込まれてしまった2024年の日本。

大きな災害に目を奪われている間に実はたいへんな人々が次々と亡くなっていました。

このペースで行ったら日本の芸能、文化を作って来られた著名人がいらっしゃらなくなるのではと心配してしまいます。(大げさか?)

 

昨年の暮れには“アホの坂田”こと元“コメディNo.1”の坂田利夫師匠(享年82歳)12月29日 老衰

「アホの坂田」の愛称で親しまれた坂田さんは「あ~りが~とさ~ん」や「あんたバカね、オホホ~」などのギャグでお茶の間の人気を集め、吉本新喜劇のほかテレビやCMの多方面で活躍されました。

 

大みそかの紙面には「モンゴリアンチョップ、日米でトップ悪役レスラー」とあるキラー・カーンこと小沢正志さん(享年76歳)12月29日 動脈破裂。

 

西新宿で経営する「カンちゃんの人情酒場」の営業中にカウンター席に座って接客中に「首が痛い」と話し、うつむいたまま意識を失い、居眠りするような状態になったという。

すぐにお客を帰し、救急搬送されたが、帰らぬ人となってしまいました。

 

タレントの島崎俊郎さん(享年68歳)12月8日 急性心不全。

「オレたちひょうきん族」内でふんした個性的キャラクター「アダモちゃん」のギャグで一世を風靡。ずいぶんと楽しませて戴きました。

 

プロレスラーの木戸修さん(享年73歳)12月14日。

山本小鉄選手がいて、星野勘太郎選手がいて、藤原喜明選手がいていぶし銀の木戸修選手、…本当に新日本プロレスは最強の軍団だった頃は、金八先生とプロレスのどちらを見るかで家族(兄弟)で揉めたものでした。

 

72年の新日本プロレス旗揚げにも参戦した。カール・ゴッチ直伝のテクニックで、地味ながら「いぶし銀」という愛称で慕われ、前田日明とともに2代目IWGPタッグ王者にも輝く程の名選手でした。

 

元関脇寺尾の錣山親方(享年60歳)12月17日 うっ血性心不全

闘志あふれる取り口で相撲ファンを魅了し、39歳まで現役を続けた「土俵の鉄人」

1963年(昭38)生まれの寺尾関や北勝海だった八角理事長、横綱双羽黒関、大関小錦関、関脇琴が梅関、元プロレスラー安田忠夫の孝乃富士関は「花のサンパチ組」と呼ばれ強くて人気もありました。

 

師匠としても、関脇・阿炎、小結・豊真将など多くの力士を育て、相撲道の継承と発展に尽力されました。

まだ60歳とお若く、阿炎関をはじめとする部屋の力士の成長を見届けたかったはず。

 

八代亜紀さん(享年73歳)12月30日 膠原病

大ショック、“演歌の女王”の急死。

 

現在も『八代亜紀いい歌いい話』BS11で、毎週木曜日の夜に放送されているのでビックリしました。

 

「なみだ恋」「しのび恋」「愛ひとすじ」「おんなの夢」「ともしび」「花水仙」「もう一度逢いたい」「おんな港町」「愛の終着駅」「舟唄」「雨の慕情」 

“トラック野郎”たちに愛され歌声にしびれた男性ファンが多かった。

みごとな絵も描き表現者としては超一流な方でした。

 

中村メイコさん(享年89歳)12月31日 肺塞栓症

2歳で映画デビュー。エノケン、ロッパ、森繁、三木のり平、三波伸介。すべての喜劇人と共演された“ひとり芸能史”のような凄い女優さん。

 

最後のテレビ出演は、テレビ朝日系「徹子の部屋」収録はなんと亡くなる6日前のことだったとの事。

亡くなるまで芸能のお仕事という使命を全うされた方でした。

 

演歌歌手の冠次郎さん(享年79歳)1月1日 心不全

5歳年齢をサバ読んでいたというエピソードには当時笑いました。

紅白歌合戦に3回出場された名歌手。

 

写真家の篠山紀信先生(享年83歳)1月4日 老衰

年が明けたら“女と時代を撮った写真家”と言われる大巨匠の訃報。

 

人物だけでなく建築や風景なども対象に、時代を切り取るさまざまなジャンルの写真を撮り続け、東日本大震災のあとは被災地に足を運んで作品を発表したほか、2012年から7年にわたって全国で開催された巡回写真展には100万人を超える人が訪れるなど、60年以上にわたって第一線で御活躍されておりました。

 

歌手の小金沢昇司さん(享年65歳)1月11日 呼吸不全

北島三郎先生はかつて北島音楽事務所に所属していた“教え子”を相次いで亡くしている。

昨年10月22日にはもんたよしのりさんが大動脈解離で72歳で死去され、同年11月11日には、食道がんを患っていた歌手の大橋純子さん(享年73歳)の訃報が発表されたばかり。

そして愛弟子・小金沢昇司の訃報。66歳は若すぎます。

師匠である北島三郎さんのショックな心情は察するに余りある。

 

エスパー伊東さん(享年63歳)1月16日 てんかん重積

エスパー伊東さんは、中学生のときから患っていた「右変形性股関節症」という病気が2018年末に悪化し、一時期芸能活動を休業していたそうです。

 

言語障害や歩行困難など複数の症状があったため、検査したところ「多発性脳梗塞」の発症もみられ、若年性認知症も併発していたそうです。

 

パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」の南部虎弾さん(享年72歳)1月20日 脳卒中

「ダチョウ倶楽部」結成時の元リーダーでもあった南部虎弾さん。

2013~2014年ころには糖尿病の診断を受け、主治医から勧められていた人工透析を「海外に行けなくなる」という理由で拒否。

 

2019年に奥様をドナーとして腎臓移植手術を受けていました。

エスパー伊東追悼していた南部虎弾さんが追う様に4日後に急逝。南部虎弾さんが生前からエスパー伊東さんを気にかけていたため、合同でお別れ会を行うことになった様です。

 

姉妹漫才トリオ「かしまし娘」の正司歌江さん(享年94歳)1月19日 老衰

「うちら陽気なかしまし娘~」。中央の歌江さんが三味線、両脇の照江さん、花江さんがギターを持ち、歌としゃべくりを“連射”し、歌江姉さんが突っ込む芸風。

姉妹ならではの遠慮のない物言いで昭和の上方、日本の演芸史を代表するトリオでした。

 

林家正楽師匠(享年76歳)1月21日 不明

林家正楽師匠は、日本の伝統芸能である寄席芸の一つ、紙切りの第一人者。

一枚の和紙を使い、はさみで素早く様々な形に切り抜いて見せるパフォーマンスは圧巻。

 

その技術の高さと創造性には定評があり、国内外で多数の公演を行い、日本の伝統文化を広める役割も担っていました。

私の義母も正楽師匠に新宿末広亭で1枚切って頂き、今でも大切に飾ってあります。

 

昭和から平成にかけて活躍した著名人の訃報が続いています。

高田文夫先生が2022年5月のコラムに“昔からしみじみ思っている事だがコメディアンの死は生前たくさん笑わせてくれた分量だけたくさん悲しい。

笑わせてくれた芸人・作家が亡くなると本当に切ない。“

とおっしゃっていましたが正にその通りです。

 

皆様の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

2月に入り益々寒さが厳しさを増して参ります。

「インフルエンザ」の感染増加や新年会などで、胃やお身体への負担が増す時期です。

 

健康管理をしっかり お身体を大切に、寒さに負けないでこれからの年度末の繁忙なお仕事を乗り切りましょう。